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月組の新人公演「グランドホテル」
今回の主演は96期の夢奈瑠音。
新公最後で、初主演です。
実は、今回、チケットは取ったものの、ノリノリで観劇の予定ではなかった私。
子供の預け先がギリギリまで調整できず、
チケット譲ってしまおうかなと思っていたのですが・・・、
予想以上に良かったです、今回の公演。
観ておいて良かった!!!
と思いました(笑)。
新人公演の「グランドホテル」は
気迫と感情が揺れ動くお芝居
だったと思います。
本公演を3回観ていますが、今回が一番感動しました。
ある意味、ヅカらしくない脚本(番手が見えにくい)で、
押せ押せの路線じゃない瑠音を主役の男爵に置いたことで、
シンプルにお芝居を楽しめたのかも。。。
でも、歌やお芝居のレベルも十分だし、
役のイメージから本公演よりも合っているなという人も結構いました。
雪→久々にズッコケ(主演がこけまくりという・・・)
花→悪くはないけど、宛て書シナリオでは健闘
と続き、
今回は、「本公演に迫る新人公演」のレベルだと思います。
男爵(夢奈瑠音)
お芝居も良いし、歌もきれいですね。
高音が少ししんどい時もあったけど、十分です。
本公演のたまきちより、声の響は綺麗なんじゃないでしょうか。
ただ、ビジュアルは悪くないけれど、背がもう少し欲しいのと、やっぱり真ん中の華はちょっと足りないですね。
色気も少なめ、二枚目の優等生、といった感じです。
今後、路線に上がってくるには微妙ですが、それでも、それなりに役所を抑えていくのかな。楽しみです。
エリザベッタ(海乃美月)
思ったよりもかなり、良かったです。
フラムシェンより、良い(笑)。
歌もこっちの方が良かったです。ちゃぴほどではないけれど、マダムの貫禄もちゃんと出ていました。
恋に落ちて、可愛くなる心境の変化もよく出てたし。
あと、男爵の魂と踊るシーンは、怪しい笑顔にゾクッとしましたしね。
オットー(風間柚乃)
100期の研3で抜擢の注目株。
私も一番注目していました。
みやちゃんオットーが体格的にハマりすぎてるので、体格がいい彼女がやるのがどうかなぁと思っていたのですが、、、
余命幾ばくか、というのは微妙でした(笑)。
死にそうな病人というより、冴えないサラリーマン感の方が強かったかも。
うーん、、、イメージ、のび太??
ただ、生きることへの執着、「生きたい」という思いはすごい伝わって来て、ホテルの部屋が取れて、鍵を持って歌ってるシーンは、彼女を観てると泣きそうになりました。
心が揺り動かされるんです。
歌も上手いですね。これから先、楽しみです。
フラムシェン(結愛かれん)
個人的には、本公演越え。
セクシーで、「かわいい炎、フラムシェン」のイメージにぴったりです。
わかばよりも、くらげよりも、彼女が一番役に合ってると思いました。
お芝居も上手だし、何より、声がいい。
歌はソロでかすれる場面がありましたが、新人公演なら十分。
役がマッチしてたのか、お芝居の技術なのか、後者なら素晴らしいですね。
ただ、ビジュアルは、好みが分かれるかと。
私も、、、ガンガン押すのは微妙かな。。。
ラフェエラ(蓮つかさ)
声が一番通ってて、惹きつける。
女っぽいラファエラで、綺麗でした。
ありの存在感と、あーさのお芝居の上手さを足して2で割って、ちょうど良いラファエラ(笑)。
エリック(礼華はる)
「カルーセル 輪舞曲」で端の方で踊るのに、やたらと目につく背の高い子がいるなーと思っていたら彼女。
しかも今回エリックということで、オットーの次に注目しておりました。
歌はもう少しだけど、イメージ的には本公演越えです。
身長もあってその存在感、初々しい雰囲気が役にぴったりです。
ラストのソロ、歌い出しは微妙にふらついてましたが、後半は高音もしっかりと出せてたし、これからが楽しみです。
全体的に歌も悪くないし、月組下級生いい感じ。
だからこそ、、、
なぜカルーセルで下級生を使わなかった?!
と思いますね。
みつるさんの役を、、、ね。
あと、チケ難の新公なのに、ガバッと空席ありました(驚)。
特に、2階のA席のセンター、サブセンターが、びっくりする位あいてて。
公演始まるのに、あまりにあいてるもんだから、座ってる人がキョロキョロ横を見渡してましたよ(汗)。
月は全体的に低迷ですが、期待できる組子もいるし、盛り返して欲しいですね。