- 投稿 2017/05/10
- 観劇
昨日、雪組の新公観てきました。
配役的には、
トップはお約束のひとこ(永久輝せあ)、
ヒロインは抜擢で野々花ひまり、
あとは、2番手に抜擢で、101期お縣千が来てるのが注目。
では、それぞれの感想〜〜〜〜。
佐平次(永久輝せあ)
ひとこの佐平次は、一言で言うと「粋」な感じでした。
江戸っ子っぽい、感じだなと。
代役でやってた徳三郎でも思いましたが、基本的にひとこが演じると「上品」な感じが出る気がします。
なので、コメディの佐平次はどうかなーと思ってたんですが、コミカルな感じで良かったです。テンポもよく、笑いを誘ってました。
ヒロインの野々花ひまりや、全体を引っ張ってましたね。
新公に一人、スターが混じってるようで(笑)、経験は糧となっているなぁと感じます。
ただ、ちぎさんの佐平次は病に侵され、死をも覚悟してたというところから生きようとする気持ちの変化が、コメディだけじゃない人情劇というのがあるのですが、さすがに新公ではもうちょいですね。
ここまで言ったらハードル上げすぎですが、ひとこ自身も課題と思っているようなので、東京ではまた進化するのかな。
女郎おそめ(野々花ひまり)
今回初ヒロイン、抜擢のひまり。
本役のゆうみちゃんが、うますぎなので、あまり期待はせず・・・・。
比較せず観ることを意識しておりましたが、、
まぁ、こんなもんかなという感じでしょうか。
悪くないと、でも、正直あまり印象に残らない(汗)。
ヒロインの華は足りないかな、やっぱり。
あと、おそめのソロ歌、個人的に好きなので、がんばって欲しかったなぁ・・・。
「はぁぁ〜〜〜〜」の部分は、思い切り出してほしかったのに、、思い切りこけてしまってて、ガクッと。
でも、お芝居も、歌もそれなりにこなしていたと思います。
高杉晋作(縣千)
抜擢2番手のちさとくん。
ドキドキで観ておりましたが、、、
もうちょっと別の役で抜擢してほしかったと思いました。
着物の立ち姿が、少年に見えるんです・・・。
スーツとかだったら、もうちょっとマシだったかなと。
お芝居はそれなりに健闘してましたし、
歌も最初は外したりもありましたが、後半は頑張っていましたし、こなせば伸びて来そう。
でも、宙組みの同期の鷹飛千空の出来がすごい良かった分比較してしまうと、
今回の抜擢は早かったかな、と。
注目されているし上げ方はセオリー通りなんでしょうか。。。
次の新公で、どう扱われるか、さらに注目です。
徳三郎(諏訪さき)
安定のすわっち、徳三郎もとても上手でした。
ちょっと頭の弱いぼんぼん感がとても出てましたね。
お芝居の緩急もよく、歌も上手だし、いい感じ。
このまま順調に別格に進んで行くんだろうな〜。
女郎こはる(彩みちる)
みちるも安定。
女郎らしく色気もあり、これはナンバーワンになるわって感じ。
あんりのこはるは可愛らしいけど、みちるのこはるは色気と駆け引き上手そう。
本役で全くもって目立たないのが、本当にもったいないなぁ、うまいのに。。。
貸本屋金造(叶ゆうり)
あきくんの金ちゃんも良かったです。
ゲスな感じがすごい出てたし存在感もあって。
笑いの小芝居も上手でした。
目立つところだと、、、こんな感じかな。
本公でもかっこいいなーと思ってた、眞ノ宮るいは翔ちゃんの久坂玄瑞役。
翔ちゃんに引けを取らずのかっこよさでしたね。
長州志士も、まぁまぁ。
真ん中の高杉晋作がちさとくんで若いので、若くてちょうど良い感じ。
あと、女中のおひさの桜庭舞は、お化粧に研究の余地ありでしょうか・・・。
女中の格好が似合ってなかったです(汗)。
可愛かったし、お芝居もお歌も悪くなかったので、これからがんばってーて感じ。
主演のバランスもあるでしょうが、
特に今回の新人公演は、
抜擢された若手の不安定感を、上級生が支えてひっぱっているといった感じが強かったかなと。
ちょっとチグハグな感じはしましたが、新人公演らしく楽しめました。
また、本公演を観るのも楽しみです。