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2019年、初観劇。
星組の「霧深きエルベのほとり」を観てきました。
天才うえくみ(上田久美子)先生の演出ということで、楽しみ〜。
オリジナルじゃないし、どうなんだろうなぁと思いつつ、ノーリサーチで観てきました。
霧深きエルベのほとり 観劇感想
紅ゆずるさんは何をやっても「紅さん」で、お芝居に見えないと思っておりましが、、、
なんとなんと、、、、
紅さんのお芝居で泣くとは・・・・‼︎‼︎‼️
ここが一番衝撃でした(笑)。
お芝居の深みはまだ足りないかなとは思いますが、良いですね。
後半、深まってくると、もっと涙を誘うと思います。
最後、かなり泣けました。
鼻をすする音があちらこちらからも聞こえてきたので、かなりの方が泣いてた思います。
さすが、うえくみ先生。
素晴らしい演出でした。
かなり古い作品の再演ですが、オープニングにパレードのような大階段を使った演出、客席降りもあり、宝塚らしい華やかさは十分。
登場人物もはまり役が多く、くすっと笑える部分もたくさん。
その中で、最後には、悲劇とはまたちがう、涙のラスト。
切なすぎる、でも暗くはなりすぎない、そんな場面に感動しました。
紅さんは、宝塚らしからぬちょっと粗暴な船乗りカール。
新鮮な役ですね。
これくらい思い切った役の方が、「紅さん」を封じ込められるのでいい。でも、紅さんのキャラクターと逆という役ではなく、板についたら、一番しっくりくる役だと思います。
お芝居としては、もう少し深まりが欲しい状態ですが、これはやればやるほど良くなりそう。
家出をした良家の令嬢、マルギットのあーちゃん(綺咲愛里)。
かわいい、の一言ですねー。
めっちゃはまり役!
世間知らずで、愛らしくて、でも、家出をしてしまうほど甘ったれてない強さのある女性を好演してました。浮世離れして、可愛いだけだと、叩かれるだけの存在になりそうだけど(笑)、応援したくなる存在です。
マルギットの婚約者のフロリアンに礼真琴さん。
すっごい良い人。
物静かで、かっこよくて。
マルギットへ話かける言葉、口調が本当に優しくて。
冷静に考えたら、こんな人間いないって思うけど(笑)、嘘くさくなく、愛の深さに心が温まる感じです。
あとは、、、今回で退団するカイちゃん(七海ひろき)は、カールと同じ船の船乗り仲間。いるだけでかっこいい(笑)。渋い役の方がいいわ、やっぱ。
同じ船乗り仲間でキャラが目立ってのは、ダントツまおゆう(麻央侑希)。
でかいのに、ぬぼーっとして、台詞回しも可愛いのが良い感じ。
カールの妹で、かいちゃんと結婚するベティに、抜擢水乃ゆりちゃん。
可愛い子ですね。新公ではヒロインですが、どうだろう?
本役だけでは上手さはわからず、です。
今回、プロローグで大階段を使った場面がありとても華やか。お芝居で大階段があると、なんか得した気分になります(笑)。
あと、客席降りも。私は2階席だったので、見れずでしたが、かなり後ろの方まで行くなので、通路席はかなり楽しめそうですね。
古い作品の再演なので、どうかなーと思ってましたが、さすがはうえくみ先生。
話の展開的に、想像させる部分も多いですが、今風に、宝塚らしくまとめてきたなと思いました。
後半になり、お芝居が深まった時に、また観たいと思います。
エストレージャス 星たち の感想
続いてショーの感想ですが、、、
思ったより、微妙、かも。
(駄作度高め・・・。)
オリジナル曲少なすぎ!!!なのが最大の難点ですね。
前半はほとんど歌謡曲の使い回し。(でもって、TV見ないもんだから、知ってる曲がかなり少ないという(汗)。。。)
もともと宝塚のコンサートは好きではないので、
より「ショーを観にきたのにこれ??」的な感じになりました。
べた過ぎても、ストーリーがあって、心情を歌って欲しいんだよーと。
それに舞台歌唱と歌謡曲では違うので、聞いててきつくなる。
礼さん位歌うまじゃないと、無理。
歌うまさんが歌ってても「なぜこの歌?!」と思う場面がちらほらあり、、、すぎました。
選曲が悪過ぎです。
ってか、既成曲は1、2曲だけ入れるからちょうど良く盛り上がるわけで、使い過ぎたらダメだと思う。
後半はそこそこ持ち直しましたけどね。
複数回観たら、また変わるかもしれませんが・・・。
それでも、後から観たら良くなるというスルメ作品ばかりもねぇ。
初見でがつーんとくる良い物を観たいなと思います。
追加するかは追々考えるかな。
次の観劇予定は初の東京宝塚劇場でファントム!バウのアンナカレーニナと続きます^^